平成27年 第5回 定時総会


平成27年3月7日北鎌倉東慶寺において神奈川官休会の総会が開催されました。
本年は発会5周年の節目に当たり 記念講演と呈茶席が設けられました。
満開の梅が馥郁たる香を放つ境内では 朝の雨もやがて霧雨程度となり 飛び石や露地の苔に露となり 青竹の垣根も清々しく美しく映りました。
午前中 白蓮舎を受付とし 呈茶席は3回転。時間差にて受付をした方々は呈茶席にあたる寒雲亭よりお迎えをいただき 蹲踞を使用してお席入りとなりました。
席中では煮えが十分な釜の蒸気により 霧雨で寒い外気で冷え切った身体も徐々に温まり こまき製の桜の花弁を型取った練り切り「ひとひら」と熱々のお抹茶に 笑みが浮かびます。
13時の総会まで多少時間にゆとりのある方々は宝物殿にて奈良平安から江戸期までの仏像を拝見したり有意義に過ごされたようです。
呈茶席は順調に3席が終わり 定刻より少々早めでしたが司会を務められた小林幹事の進行にて第一部の総会が青木会長のご挨拶から始まりました。
その後は赤羽根顧問の挨拶に引き続き代表幹事の相川氏より平成27年以降の行事報告が発表され 井上会計監査よりの監査報告と続き今年度の役員が以下の通り承認可決されました。
第二部は「鉢の木」製のお弁当にて昼食を兼ねた懇親会となりました。春の食材が彩り良く納められており美味しく頂戴出来ました。
あちらこちらのテーブル毎に談笑の声が上がる中 懇親会は終了の刻限を迎えます。
一同で開場の模様替えをし いよいよ5周年記念の講演に移ります。
今回は設立5周年記念総会と銘を打ち「茶花について」と題して 家元教授の顧問より茶花としての考え方や心構え、花入・薄板の真行草における取り合わせ方などご説明があり 聴衆の耳目を集めておりました。
後半には 用意された花材を前に実際に2名の方々により花を入れての講習となり約一時間半の記念講演会が終了しました。
記念総会・講演会終了後 呈茶席を担当下さった方々をお客とし お点前やお運びなどを参会の方にお願いして呈茶席第4席目を行いました。
記念事業として行った講演会でしたが好評だったので来年の総会でも神奈川官休会らしいテーマで講演を企画したく検討です。
ご意見ご要望がございましたらお知らせ下さい。





平成27年度 神奈川官休会役員
会 長 青木恵美子
副会長 中西健治
顧 問 赤羽根守一、安食守康、田代守玲、徳川田鶴子
代表幹事 相川宗範
会 計 相川宗範
会計監査 井上米輝子
幹 事 朝戸守博、小林徹信、本阿彌守光、升本守由
三浦大徹、
委 員 安食弘美、池田愛子、岩本弥生、内田守凡、
大川淳生、佐藤理々子、杉村由香、丹野弘毅、
中村かをる、中澤薫、藤井映子、渡辺葉津子
以上 敬称略 順不同