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伊勢山皇大神宮 献茶式

​平成25年4月7日斎行

4日程度前より 天気予報では爆弾低気圧の影響で週末の天気は非常に荒れる
と盛んに報道されており 土曜日の搬入 準備作業は早めに終了し一同家路を急
ぎました.
19時頃より予報通り非常に厳しい雨が降り 果たして翌日は来客の皆様は大
丈夫かと心配しつつ床に着きましたが 約二時間おきに入る地域の防災メール
で起こされてしまいました 大雨洪水警報等々の警報が盛んに出されていた 夜
でした。

 


 朝5時半過ぎに起床し まず窓の外を見ましたが なんと太陽が出ているでは
ありませんか

風は時折強く吹いてはいるものの 雨では無いのが救いでした.

 

その後11時より儀式殿にて献茶式の段取りです。

数日前に悪天候を予想し 数日前に 献茶式会場を御本殿から記念館内の儀式殿へ変更するハプニングもありましたが 室内に響き渡る雅楽の演奏も殊の外厳かに感じました

観客からも御本殿での献茶式ですと見え辛いのですが 儀式殿では イスに腰掛けていらっしゃる観客の目線でお点前を見る事が出来 反って良かったのでは と思いました.

玉串奉奠では家元と若宗匠がご一緒にされ 次いで席主代表2名と青木神奈川官休会会長が行いました
青木会長が参拝をされる際に 参列者一同も二拝二拍手一拝を一緒に行い 一同の拍手が会場に大きくこだましておりました.

 

副席が2席(座礼・立礼) と点心席を整え 200名を超える参会者でしたが 14時半頃にはほぼ喫客も終わり 片付けとなりました.

ご遠方の方で 帰路 電車が風で止まったなどと言うお話しも承りました

強風の中 ご参会下さいました皆様 本当に有り難うございました.

 

 

​宗屋若宗匠による炭点前

池田宮司を挟んで

伊勢山皇大神宮献茶式 副席
会  記

床   近衛忠ひろ筆歌懐紙 有隣斎箱

      春かすみ たなびく山の姿にも

        世ののどかをぞ 見えわたるかな

花入  愈好斎作 竹円窓置筒 銘越天楽 共箱

 花   季のもの

香合   御菓子菊桐写 愈好斎箱  
釜    瓢箪                道也造
水指  青磁浮牡丹紋             祥平造

 棚   有隣斎好 立礼卓

茶器  直斎好 明烏棗写 一指斎箱

茶椀  赤 一指斎筆 和敬静寂文字有り 共箱 

                      弘入造

 替   陶質 異人館の絵         春斎造

茶杓  愈好斎作 銘 神垣 共筒共箱  
 蓋置  竹 立鼓              正玄造
 建水  七宝

菓子  花見団子             豊島屋製
 器   田楽箱    
 莨盆  愈好斎好 名取河埋木 共箱    木屑造

 火入  備前 愈好斎箱

 莨入  独楽

 煙管  一指斎好 吉祥草       五郎三郎造

​家元不徹斎宗匠による献茶

主:神奈川官休会
於:開明の間

​以   上

​神奈川新聞掲載記事へ
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